【禁煙・禁酒の徹底】
「百害あって一利なしのタバコを吸う人は、正しい物の判断ができない」と、メンタリストDaiGoが指摘していた。
大いにうなずいた。
タバコ1本を吸うと大体寿命が12分くらい縮まるようだ。
タバコ1本の煙を受動喫煙させることによって、喫煙者は周りの人の寿命を12分縮めることになるとメンタリストDaiGoは説いている。
己の自制心のなさのために、他人の寿命を12分奪うだけの権利があると思うなら、タバコを吸えばいい、とメンタリストDaiGoは他人の迷惑をかえりみない喫煙者に迫る。
このあたりは痛快だ。
喫煙者はニコチン中毒の影響下にあり、健康管理と自己管理ができない哀れな被害者。
無遠慮にタバコを吸う人がいたら、ソッと離れるようにしている。
高校時代、養護教諭から言われた「アルコールは脳細胞を委縮させる」との教えを頑なに信じ、学生時代、学生寮で一気飲みを強要されるも、土壇場で拒絶する。
場の雰囲気をシラけさせた。
断酒会に入っているわけではないが、断酒会の活動を陰ながら応援したいと思っている。
作家の浅田次郎が説く「下戸の福音」が拠り所。
これでまあまあ幸せな人生だと「自己洗脳」している。
【下戸の福音】浅田次郎
私は酒を飲まない。
しばしば「飲まないのか飲めないのか」と訊(き)かれるが、そのつど愚問だと思う。
正しくは「飲んだことがない」のである。
それにしても、喫煙者が奇人変人のように見られる昨今、酒を飲めぬ人間が奇人変人のごとく思われるのはどうしたことであろうか。
飲めぬ体質ではあるまい。
父も母も酒豪で、ともに肝硬変から肝癌(がん)という王道を歩んで世を去った。
そうした父母を見続けてきたので、酒を怖(おそ)れたと言えばはずれではあるまい。
しかし異論はある。
酒は飲んでしまったら最後、読み書きができなくなる。
実際にはどうか知らぬが、たぶんそうにちがいない。
何にもまして読み書きが好きであった私は、ゆえに酒を生活に持ち込むことができなかった。
何を大げさな、と思われる向きもあろうが、酒を知らぬ者の目にはあの飲んでいる時間、加うるに酔うている時間は、まこと時と金の空費としか映らぬのである。
しかも夜ごとの累積を思えば、とうてい覚える勇気は湧かなかった。
酒を飲まぬ夜々を知る人は少ないであろう。
長い。
ものすごく長い。
ヒマでヒマでどうしようもなく、しまいには読むことにも飽いて、書いてみようという気になる。
亡き父母は作家になった私を、しきりに怪しんでいた。
しかしふしぎは何もない。
ひとつのことに多くの時間を費やせば、何とでもなるのが人生である。(参考:「下戸の福音」: 団塊バカ親父の散歩話)
【座右の銘および名言】
①「人間万事塞翁が馬」(出典:『淮南子(えなんじ)』)
②「禍福はあざなえる縄の如し」(出典:『史記』)
③「人生に起こることは、すべて自分を成長させるための『肥やし』」(出典:元キックボクサー・廣田康之著『敗者復活力』)