「独身街道を驀進(ばくしん)する」と心に決めた人は、読む必要がありません。
それ以外の20代の未婚の男性であれば、恋愛、そして結婚に興味を持っているに違いありません。
実際のところ、コミュニケーションが苦手と考える男性は、恋愛にも尻込みしがちです。
どういうコミュニケーションをとったよいのか分からないからです。
本サイトの記事では、男性がどういうコミュニケーションをとれば恋愛に発展する関係を築いていけるかをお伝えします。
結論を言えば、女性の「感情」を理解しようと努めることです。
女性が言葉を発しているときの「感情」を理解しようと努めることによって、男女の関係をぐっと縮めることができるでしょう。
1.感情の生き物である女性の気持ちを探る
男性と女性の違いで、よく取り上げられる例が、悩み相談を受けたときの対処法です。
男性は、だれかから悩み相談を受けたら、論理的に解釈して問題の解決策を提示しようとします。
一方、女性は、ただ黙って悩みを受け止め、相談をもちかけた人の心情に寄り添おうとします。
男性が女性と接するときは、論理的に解釈を下すよりも、女性がどういう感情を抱いて行動を起こしているのかに注目しなければなりません。
2000年に発売され、日本で200万部のベストセラーになった『話を聞かない男、地図が読めない女』(アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ共著、主婦の友社)では、男性が会話をするときは「左脳しか使っていない」と指摘しています。
男性は会話のとき、感情をつかさどる右脳ではなく、論理的思考をつかさどる左脳を働かせているのです。
この事実が、男女のコミュニケーションに齟齬(そご)をきたす原因となります。
あなたが男性なら、女性と話をしているときは論理的に解釈するよりも、その言葉に秘められた感情に心を留める必要があるでしょう。
例えば、ある男性に意中の女性が、相談を持ち掛けてきたとします。
「クラス会を開こうと思っているのだけど、どの居酒屋を会場にしようか迷っているの」と言います。
居酒屋情報に詳しいその男性は、「任せとけ」とばかりに繁華街にあるA店、少し郊外にあるB店、近所のC店、そして穴場のD店などを挙げます。
真っ先に解決策を提示しようとするのです。
ところが、これでは彼女の言葉の裏に隠された感情にふれることができません。
大切なのは、まず「迷っている」という彼女の発言に着目することです。
「迷っているの」と告げられたら、オウム返しでも構わないので、男性は「そうか、迷っているのか」などと理解を示します。
それから、どれくらいの規模のクラス会にしたいのか、だれを呼びたいと思っているのか、どんな雰囲気のクラス会にしたいのか、などを聞いていくのです。
彼女は共有したい思いがあるので、喜んで話してくれることでしょう。
また、話すうちに頭の中が整理されて、スッキリするはずです。
さらに、親身に聞いてくれた男性に対して、一層の好意を抱くに違いありません。
意外にも「答え」は、彼女自身がすでに出していることがあります。
彼女は「実はB店にしようと思っていたのだけれど、いいと思う?」などと聞いてきます。
このような場合、男性は持っている情報を生かして、B店の良いところを具体的に伝えるといいでしょう。
そして彼女の判断を後押しするのです。
女が悩みを打ちあけはじめると、男はしょっちゅうさえぎって解決策を提示する。
しかし女は「答え」が欲しいわけではない。ただ話を聞いてくれる相手が欲しいだけだ。
ぜひ男が学ぶべきは、あいづちを打ったり、身ぶりをまじえてひたすら聞き役に徹することだ。
2.まとめ
男性が、女性と親しいコミュニケーションをとるには、左脳を使った論理的な思考から離れる必要があります。
女性の発言の裏に隠された感情を、粘り強い対話を通じて、丁寧に読み解くことが欠かせません。
解決策を脇に置き、「聞き役に徹する」ことで、女性は驚くほどあなたに対して話してくれることでしょう。
あなたが付き合いたいと思うような女性であれば、遠からず恋愛が始まるはずです。
ただし、残念なのはこのように説く私自身が、独身であるということ。
独身街道を驀進中です。
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