恋人づくりのコミュニケーションとは聞き役に回ること

居酒屋のイメージ

異性とのコミュニケーションを苦手とする若い男女の悩みは、万国共通です。

 

まだ彼氏・彼女がいない人の中には、「異性と会話をすること自体が苦手」という人もいることでしょう。

 

それでも「コミュニケーション能力が低いから恋人はできない」と悲観する必要はありません。

 

本サイトの記事では、異性と親しくなるためにどのようなコミュニケーションをとればよいかを伝えます。

 

重要なことは、まず聞き役に回るということです。

 

コミュニケーションにおいて、聞き役に回ることを意識するだけで、あなたに対する異性の好感度は大幅にアップすることでしょう。

 

1.会話では、努めて聞き役に回ろう

あなたが男性であれ、女性であれ、気になる異性と対話をするときは、聞き役に回るよう心がけましょう。

 

「何か気に入られるようなことをしゃべらなければ」などと焦る必要はありません。

 

大切なのは自分が一方的にマシンガントークをすることではなく、相手に気持ちよく話してもらうことです。

 

「聴く」ことの大切さを説いたユダヤの言葉に「口は一つ、耳は二つ」というものがあります。

耳を澄ます

神が人間に耳を二つ与えたのは、口で話すことの倍を「聴く」必要があるからだという意味です。

 

また、聞き上手の法則として「聴く8割、話す2割」「聴く7割、話す3割」「聴く6割、話す3割、沈黙1割」などがあります。

 

圧倒的に「聴く」ことが重要であることを示しています。

 

この割合が逆転したら、円滑なコミュニケーションは望めません。

 

2.合コンのたとえ

例えばあなたが女性なら、合コンに参加したとします。

パーティ

ある男性が、あなたに気があったのか、話しかけてきました。彼は、自分のことについて目いっぱい語っています。

 

ところが、あなたには話題を一切向けようとしません。

 

出会ってから別れるまで、彼からずっと一方的に話を聞かされたとしたら、あなたはどう感じるでしょうか。

 

自分がないがしろにされたようで、あまり好感が持てないでしょう。

 

 

実は似たような実例があります。

 

知人が企画した合コンに、数合わせのため参加したときのことです。

 

知人は意中の女性に向かって自己PRに励みました。

 

面白おかしく「自分語り」を続け、何とか女性の気を引こうとします。

 

女性は話を合わせてくれましたが、知人のおしゃべりは延々と続きます。

 

このため残念ながら、気に入った女性とのお付き合いには発展しなかったようです。

 

もしも知人が「聴くこと」に専念し、女性から多くの話を引き出していたなら、お付き合いに発展していたに違いありません。

 

話を聴いてくれる男性を、女性は好きになるものだからです。

 

まして知人は当時、人の話を聞くことが商売の新聞記者でした。

 

取材で情報を聞き出す術(すべ)は心得ていたのに、合コンでは質問しなかったのです。

 

たとえるなら、聴くことが商売のカウンセラーがクライアントの話に耳を傾けず、一方的にしゃべり散らすようなものです。

 

 

有名な銀座ママは、男性客の話に耳を傾けるのが上手だと言われています。

 

相槌(あいづち)を打ったり、励ましたり、ときにはいさめたりと男性客を引き立てながら接客します。

 

一流の銀座ママは、男性客から上手に話を引き出します。

 

そして、銀座ママの手のひらで転がされ、延々と話を続けるのが男性客です。

 

家庭では言えないことも、銀座ママになら打ち明けてしまうのが世の殿方の実態です。

補足説明

『一流のホステスが教える 好かれる男と好かれる女』の著書である望月明美さんは、銀座のクラブ「ル・ジャルダン」のオーナーです。

この本では、モテる男性の会話のポイントを大まかに三つ挙げています。

 

  1. 優しそうな笑顔を絶やさず、声の調子も穏やかに。親しみやすい雰囲気を醸し出す。

  2. 目と目が合ったとき、好意光線を出す。心持ち、目を合わす時間は長めに。といって、見つめっぱなしではなく、視線の外し方もさりげない。

  3. 聞き上手、質問上手。あっと言う間に女の子の心を開いてしまう。

 

古典的な会話のとっかかりは「どこの出身?」と「血液型は何型?」だそうです。

 

また、「長い髪だねえ、洗うの大変じゃない?」「スタイル抜群だね、何かスポーツしてるでしょう?」「着物がよく似合うよ。よく着ているの?」など、女の子が、話題にしてほしがっていることを察し、「YES」「NO」では答えられない形の質問にして、楽し気に話しだすのを聞いてあげることを勧めています。

 

相手が話題にしてほしがっていることを察し、「YES」「NO」では答えられない形の質問(オープンクエスチョンと言います)にして話を聴き出す―。

 

こうしたコミュニケーションは、男女を問わず喜ばれるはずです。

 

2.まとめ

あなたが男性であろうと女性であろうと、異性に好かれようと思うなら聞き役に回ることを意識するべきです。

 

特に男性の場合は、目いっぱい話すことで自分を強く印象付けようとする傾向がありますので、注意しなければなりません。話しすぎると、相手は逃げていくことでしょう。

 

大事なことは聞き役となって、「相手に気持ちよくしゃべらせてあげること」

 

気持ちよくしゃべった相手は、異性であるあなたにきっと好意を持つはずです。

 

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モタヨシ
不遇の就職氷河期世代。