ブロガーになりたいけれど、夢追い人で止まっているあなたへ

ブログ記事タイトル

タイトルにある「夢追い人で止まっているあなたへ」とは、やや挑発的な表現ですが、あなたに発奮してもらいたいという思いを込めています。

 

私は2018年4月からブログを始め、10月中旬でブログを書くのをストップしました。

ブログ投稿数は、60記事程度です。

ツイッターの自己紹介欄に「ブロガー志望」と書いているにもかかわらず、記事更新を中断した理由は何でしょうか。

転職したことが一番大きな理由です。

新しい会社で、新しい業務内容に習熟しなければなりません。

本業で地に足を着けた状態にする必要があります。

このため、「いつかブロガーになりたい」という夢を抱えていたにもかかわらず、記事は書かずに「夢追い人」になっていました。

心境としては「いつの日か、ブロガーになりたいけれど、今はまだそのときではない。正しいタイミングが来たら、書き始めよう」といったものです。

だから、ブロガーになりたいという願望を胸に秘めつつも、行動はまったく起こせませんでした。

いつか正しいタイミングが訪れて、行動できるようになると思っていました。

言ってみれば「ブロガーになりたいと思い続けること」に、精神的な拠り所を得ている状態です。

『大富豪の仕事術』(ダイレクト出版)の筆者マイケル・マスターソンが指摘するように、「変身願望を持ち続けることは、なりたいものになることと同じくらい価値があるという幻想」に捕らわれていました。

けれども行動を起こさなければ、何年経っても、何十年経っても現状は変わりません。

相変わらず貧しいままですし、行き詰まったままです。

それなのに、行動すべき「正しいタイミング」が訪れたら、人生をすぐにでも変えられるという幻想を持ち続けていました。

しかし「正しいタイミング」などありません。

私が、モデリングの対象として注目するマナブさんがおっしゃるように「まずは1ミリだけでも行動すること」が大事です。

やる気なんてものは存在しないので、まずは「1ミリだけ行動」が大切です。
ブログを書くなら、まずは序文だけ書くとか、プログラミング学習なら、学習動画を再生ボタンを押すとか。すると、行動をスイッチが入るので、そのまま慣性の法則っぽく、進み始めます。

やる気が自然に湧くのを待っていてもいけません。

やる気は、待っていても湧くものではないからです。

大事なのは、始めること。

ブロガーになりたいなら、「毎日更新」を続けられるよう努力を傾けることです。

まず、キーボードをたたき始めることから「ブロガー」への道は拓けます。

(と、実績のない私が主張しても説得力はありませんので、マナブさんやマイケル・マスターソンの言葉をもとに書いています。ちょうどマナブさんとマイケル・マスターソンの話が私の中で良い具合にシンクロしたので、記事を書こうと思い立ちました。)

やる気は存在しない

月間100万PV以上を誇る「manablog」(マナブログ)というサイトがあります。

ざっと仙台市の人口108万人に匹敵するPV数です。

作者であるマナブさんは、だれもが認める一流ブロガーと言えます。

月間7桁の収益を上げています。

にもかかわらず、月5万円の生活費で済ますことを「美徳」と考える変わった人でもあります。

 

マナブさんは「【ロボットになろう】やる気は存在しません【脳研究者も断言している】」という記事で、「やる気は存在しない」と注意を呼びかけています。

この記事に登場する脳研究者とは、東京大学薬学部教授で専門分野は大脳生理学である池谷裕二(いけがや・ゆうじ)さんです。

元記事と思われる「新R25 20代ビジネスパーソンのバイブル」に池谷教授の言葉が載っています。

いいですか、「やる気」という言葉は、「やる気」のない人間によって創作された虚構なんですよ。

人間は、行動を起こすから「やる気」が出てくる生き物なんです。

仕事、勉強、家事などのやらないといけないことは、最初は面倒でも、やりはじめると気分がノッてきて作業がはかどる。そうした行動の結果を「やる気」が出たから…と考えているだけなんですよ。

参照:新R25「『簡単にやる気を出す方法を教えてください!』→脳研究者『やる気なんて存在しない』

 

マナブさんは、池谷教授の言葉を引用しながら、「1ミリだけでもいいので行動することが大切」と強調します。

以下のYouTube動画では、マナブさんご本人が「1ミリでも行動する大切さ」を説いています。

話している内容を一部要約して紹介します。

 やる気は存在しません。やる気を出すというのは無視しましょう 。結論から言うと、1ミリだけでもいいので行動すること、これが大切です。 1ミリでもいいので前進すると、慣性の法則みたいな感じで動けたりします。
具体例を出すと、僕自身、700日間くらいブログを毎日更新しています。「700日間も更新するなんてすごいね」と言われますが、内情は3日に一回くらい、毎日くらいのペースでブログは面倒くさいと感じます。何でもいいから、ちょっとでもブログを書き始めるのが大切です。
導入文をだけを書く、するとそのままの勢いで結構書けるようになったりします。
 

 

行動しないとモチベーションは湧かない

『大富豪の仕事術』の中に、「今の仕事は本当にあなたがやりたいことか」という章があります。

その中に、何年も同じコピーライティング講座に出席しては刺激を受け、「私には明るい未来が待っている」と期待するアデラという女性が登場します。

けれども行動はまったく起こせていません。

変わらないで、自身のコンフォートゾーンに安住している状態です。

あるいは「正しいタイミング」が来たら、人生が好転するとでも思っていたのでしょうか。

そんなアデラのような人に向けて、マイケル・マスターソンはこう告げます。

うまく「人生を変えられた人」はすべてが「うまくいく」のを待たない。 

・私生活が自然に何とかなるのを待たない。 

・仕事がうまくいくのを待たない。  

・担当しているプロジェクトの完了を待たない。 

・家の増築が終わるのを待たない。 

・義理の両親の問題が解決するのを待たない。 

それに……刺激を受けることを待たない。 

 

やる気が存在しないなら、同様にモチベーションもはじめから存在しません。

池谷教授の言葉を借りれば、「『モチベーション」という言葉は、『モチベーション』のない人間によって創作された虚構。人間は、行動を起こすから『モチベーション』が湧く」と言えるでしょう。

マイケル・マスターソンはさらに「行動しない限り、モチベーションは得られない」というベストセラー作家ロバート・リンガーの言葉を引用して、行動からモチベーションをつくりだす必要性を説いています。

ロバート・リンガー(訳注:カエル跳び理論を提唱。邦訳『無理をしない、当たり前の人生がいい』)は、成功者のほとんどは、ある共通した習性を持っていると信じている。それは、モチベーションを持たないことだ。彼らは、行動からモチベーションをつくりだす。
「もし書くためのモチベーションを持たなければならないなら、これまで書いてきた本を1冊も書けなかっただろう」とリンガーは話す。(中略)
彼が行ったのは、「ただ書き始めること」だ。最初に書いたものがよいかどうかは問題ではない。1時間でも2時間でも書き続けてさえいれば、何かよいことが生まれてくると彼は知っているのだ。「行動しない限り、モチベーションは得られない」とリンガーは話す。
私(注:マイケル・マスターソン)は責任ある仕事をいくつもこなしているので――当然、「アーリー・トゥ・ライズ(ETR)」の執筆も――、次の本にとりかかるのを先延ばしにする言い訳なら毎日いくつでも考えられる。1章目を書くためにインスピレーションが湧くのを待ってただ座り続けていたら、おそらく何もできなかったに違いない。その代わり、私はロバート・リンガーと同じことを実践している。とにかく書き始めるのだ。

書くためにインスピレーションが湧くのを待っていても、一向に湧いてこないという現実をマイケル・マスターソンは指摘しています。

 

これはブログを書くときも一緒です。

アイデアが自然にひらめくのを待つだけでは、一歩も前に進めません。

やる気やモチベーションも、座して待つだけではやって来ません。

ブロガーになりたいなら、何よりも書き始めることが重要です。

 

マイケル・マスターソンは、不動産開発で富を築いたフランク・マッキニーの言葉を紹介しています。

不動産で稼ぎ始めるためには、専門家になるまで待つ必要はない。
まずは、毎日少しずつ仕事をこなして、地元の地域を知ること。
そうすれば、気づかないうちに、買うべき物件や売るタイミングの名案が浮かび、富や経済的な自立への道を歩めるようになる。

ただし、それには今すぐ始めなければならない。
すぐに始めて、継続すること。必ず毎日何かをしよう。
それがたとえ5分、10分しかかからないことでもかまわない。

 

「今すぐ初めて行動を起こす」ことの大切さが、再三強調されています。

マイケル・マスターソンは言葉を続けます。

目標を達成するためには、現状から抜け出し、何かを実践しなければならない――しかも毎日。(中略)

決して次のことを行ってはならない。
・一瞬でもグズグズする。
・やらなければならないことが何なのか、戸惑う。

仮にブロガーになって稼ぎたいと思っても、行動を起こさなければ、何年経っても、何十年経っても変わりません。

現状は変わらず、貧しいまま、行き詰まったままです。

あなたは何が何でもブロガーとして成功したいか

マイケル・マスターソンは3人の薬物中毒者(ジョージ、ディーン、デシリー)と出会います。

そして負け組とも言える彼らから、ホワイトカラーの自分より稼いでいる秘密を聞き取ることに成功します。

それが以下の通りです。

1.ジョージとディーンとデシリーは、私の労働時間よりも長く働いていた。私は自分のことを一日12時間も働く熱心な勤労者だと思っていたが、この3人は起きている間は常に働いていた―つまり、一日18時間から20時間は働いていることになる。

2.働く目的は3人ともただ1つだった。私相手に話をしたり、うなずいたりするときにはリラックスしているものの、意識している時間の90%は、次の麻薬を得るために必要なお金を稼ぐことに集中していた。私の場合はそれとは対照的で、気になることがいくつもあり、やりたいことも次々に出てきて、仕事に集中できない。でも、彼らは違った。唯一の目的から注意をそらすことは決してなかった。

3.ジョージ、ディーン、デシリーの3人と私との何よりの違いは、もっと深いことに関係していた。彼らの中毒のほうが、私の野望よりはるかに強かったのだ。だからこそ、必要なお金を稼ぐためならどんなことでも犠牲にできるのだ。

米国で最も成功した人たちの生活を調べてみれば、彼らも同じだということがわかるだろう。

1.長時間、懸命に働く
2.1つの目標に集中し続ける
3.成功するためには犠牲を厭わない 

あなたはどうでしょうか。

ブロガーになるため、起きている間、つまり18時間から20時間、ブログのことを考えることができるでしょうか。

意識している時間の90%をブログを書くことに集中できているでしょうか。

ブロガーになるためなら、どんなことでも犠牲にする覚悟はありますか。

 

マナブさんは、YouTube動画で100万PVを達成する施策を教えています。

その施策とは、一見シンプルですが「毎日更新だった」とのこと。

「毎日更新」を続けるとはどういうことでしょうか。

記事を書き終わったそばから、すぐ次の日の記事ネタを探さなければならないということです。

意識をブログ記事に集中させなければ、毎日更新などできません。

私は、ブログ記事の更新を止めていた間、マイケル・マスターソンと同じで「気になることがいくつもあり、やりたいことも次々に出てきて」、ブログに集中できない状態でした。

このような生半可な意識では、ブロガーになることなど不可能です。

 

動画の概要を紹介します。

どういったことが効果的だったか。結論から言うと、すごいシンプルなんですけど「毎日更新」ですね。これが一番効果的でした。
僕ももともと「毎日更新なんて意味ないだろ」と思っていたんですけれど、実際やってみたら隠れたメリットみたいなものがいっぱいあって、今回それを紹介していこうと思います。
具体的にどういうメリットがあるかというと三つくらいあるのですが、一つ目が毎日更新のポジションを獲得できること、二つ目がトレンド記事に乗っかれること、三つ目が文章力が爆上がりすることーー基本的にこの三つですね。

まず一つ目の毎日更新のポジションを獲得する、ポジションというのは権威性というか、「ブログで毎日更新している人だったらあの人だよね」みたいな、こういった権威性みたいなものをゲットできる。
言い換えると脳内SEOというか、SEOって検索順位を取る技術なんですけれど、その脳みそバージョンみたいな感じで「ブロガーといったらあの人みたい」
みたいな連想される。連想されるとブランドになるからめっちゃ強いんですよ。なので毎日更新めっちゃ続けていくと「あの人って毎日更新でスゴイ人だよね」って覚えてもらえるのが大きなメリットでした。
多分、人気ユーチューバーも基本的に毎日更新しているじゃないですか。動画も毎日一本出すとか、休む時は「休みます」みたいな宣言しているじゃないですか。あれってすごい大切で、毎日更新しまくると、視聴者の日常に溶け込めるんですよね。
例えば毎日寝る前にユーチューブ開いたらヒカキンの動画出てくる。で、毎日とりあえず動画みて面白いみたいな、
本当にルーティン化されていくんですよね。このルーティン化された人を増やしていくと、ユーチューブだったらチャンネル登録が増えますし、ブログだったらアクセスが増えていく。そういった人って完全にリピーターなので、完全に積み上げ式なんですよね。

二つ目としてはトレンド記事に乗っかれるっていうことで、基本的に僕がブログ最初書いたときに、SEOっていうグーグルで上位を取る方法をメインにブログで書いていました。当時というのは毎日更新していなかったので一記事、一記事に魂込めて書くみたいな感じでやっていました。
ただ毎日更新を始めてから、基本的にネタ探しでめっちゃ脳みそ使うというか、「やっと今日書き終わった」と思ったら明日のネタを探さないといけない。こういう状況になると結構トレンド記事に乗っかれるようになって、トレンド記事とは何かというと、ゲスい話で言うと、「芸能人で誰々が結婚しましたとか不倫しました」とかこういうのがいわゆるトレンドで、アクセスがガァーと伸びたりしますよね。
僕の場合だとSEOっていう領域で結構発信していたので、いわゆるマーケティングの領域ですね、こういった領域で新しいニュースが出てきたら自分の意見を添えてそれで記事を書く。毎日更新やっていたから何かトレンドが起きた時に、「あっ記事ネタ見付けたラッキー」みたいな、そこですぐに書き、翌日公開する感じでやると、結構はやりのネタにテンポよく乗っかることができました。はやりのネタに乗っかるとアクセスがガァーと伸びるんですよね。伸びるとやっぱり露出が増えるので、フォロアーも増えますし、アクセスも増える。これがすごいメリットだったと思います。
ただ一つだけポイントを言っておくと、ブログを書くにしろユーチューブでもそうなんですけれど、何でもかんでおトレンドに乗っかればいいというわけじゃなくて、例えばいま僕がまじめ系でユーチューブを配信しているんですけれど、いきなり例えば「~が不倫しました」みたいな、不倫について動画を上げ始めたら、多分混乱する。「コイツ急にどうしたの?」みたいな感じになるじゃないですか。基本的にそれと一緒で自分の専門領域でトレンドに乗っからないといけない。
僕だったらマーケティング系で何かニュースがあったら多分コメントしますし、例えば政府が副業に対して規制を緩めるみたいなことがあったら多分ユーチューブでも解説する。こういった感じであくまで自分の発信する領域をある程度絞って、その上でトレンドに乗っかる。これが大切です。

三つ目としては文章力が爆上がりする。これも当たり前の話なんですけど、書くとホントに伸びますね。僕はもともと文章がすごい苦手で、結構驚かれるんですけど、最初の頃って1,800文字のブログ記事一本書くのに8時間かかっていました。それくらい文章が苦手だったんですけど、今だと700日間連続で毎日3,000文字書いているので、合計すると600万文字くらいですかね、計算するとそれくらい書いているんですよ。最近だと文章スルスル書けるようになって、かつ、何が良いかと言うと、文章力が上がりつつ自分の文体もできるんですよね。自分で書きまくるとどんどん自分の味みたいのが出てくる。そういった味みたいなのが出てくると、それも一種の中毒性を生み出す気がします。
小説好きで結構読むんですけれど例えば村上春樹さんは特徴的な文章を書いたりするじゃないですか。普通にストーリーも面白いのですけれど、それとは別軸で文体も楽しんでいるんですよね。僕の場合だと村上春樹さんの小説読みながら「あるいはそうかもしれない」と書いてあると、僕は「うわぁ~かっけぇ~」と思ったりして文体を楽しむんですよね。
これはブログでも一緒で、僕は村上春樹さんほどの文章力はないし影響力も低いんで、こういうことを言うとおこがましいというか、僕のブログ読者の中でも、僕のブログを楽しむっていうよりも文体を楽しんでいる人がもしかしたら0.1%くらいいるかもしれないって思ってます。こういった感じでシンプルすぎる結論なんですけれど、ブログで100万PV達成するうえで一番効果的な施策は、ホントに「毎日更新」でした。これが自分でも驚きなんですけど、こんなに一番シンプルなことに本質があったのかみたいな、改めて気づきました。
こういった話をすると多分過去の僕も同じように感じるんですけど、「そんなの抽象的じゃん」「毎日更新って全然ロジカルじゃない」「もっと論理的に教えてくれ」みたいな、多分そういうコメントとか意見があると思うんですけれど、ホントにそれおっしゃる通りなんですね。僕も、もっとロジカルで効率的に伸ばしていく方法があると信じていたんですけど、
蓋を開けてみたらいろんな施策を試してみたんですけれど、その中で「毎日更新」が一番効果があったんですよね。これ見ている方にも是非、オススメしたいのが、ほんとに「毎日更新」です。

ただ、思考停止して毎日更新はダメです。ちゃんと日々ネタ探しも大変ですし、書くのももちろん大変ですし、ちゃんと読者に向けて記事を書いて、質の高い記事を書いていく。改善していくみたいな当たり前のことをもちろんやった上で「毎日更新」していく。これを半年、一年やったらほぼ確実にブログで人生が変わり始めると思います。一番効果的な施策は、自分でもびっくりなんですけれど「毎日更新」でした。

 

なりたいブロガーに変身する方法

作家志望だった子ども時代、マイケル・マスターソンは父親からこう言われました。

作家でありたいのなら、書かなければダメだ。作家というのは、書く人のことを指すのだから。

 

ブロガーにも当てはまります。

ブロガーになりたいなら、書かなければダメだ。ブロガーというのは、書く人のことを指すのだから。

 

マイケル・マスターソンは、世間の多くが陥る罠について指摘します。

  多くの人は、「こうありたい」と思うものになれずに生活している。それは始めるタイミングを見つけられないからだ。

けれども、始めるのに「正しいタイミング」というのはありません。

マイケル・マスターソンは言葉を続けます。

 

 特別な何かになる最も簡単な方法は、最も早い方法でもある。
つまり、始めること。ただそれだけ。
「正しい」タイミングを待ってはいけない。
資格がないからと不安がってもダメだ。それに、稼げるかどうか心配する必要もない。ただ始めるだけでいい。

ミュージシャンになりたい? それならピアノを始めよう。
慈善家になりたい? それならまずお金を注ぎ込もう。
バスケットボール選手になりたい? それならバスケットめがけてシュートを始めよう。
1分たりとも、こからやること……つまり、いつの日かやることについて話すために時間を使ってはいけない。

マイケル・マスターソンの言葉を借りれば、なりたいブロガーに変身する最も簡単な方法は、最も早い方法でもあります。

つまり、始めること。ただ、それだけ。

正しいタイミングを待っていても、ブロガーになれるわけではありません。

あなたは書くことを実践し始めた瞬間、なりたかったブロガーになれます。

マナブさんがおっしゃるように、記事更新を半年、一年やったらほぼ確実にブログで人生が変わり始めるでしょう。

一年も経てば、自分を「ブロガー」と呼ぶことにためらいがなくなるはずです。

 

まとめ

O・ヘンリー作『最後の一葉(The Last Leaf)』には、老画家のベーアマンが登場します。

彼は、いつか傑作を書くと豪語しながらも、久しく絵筆をとらずにいました。

キャンバスも手付かずのまま、ほこりをかぶっている状態です。

ネットに邦訳された文が載っていましたので、抜粋します。

ベーアマン老人はスーたちの下の一階に住んでいる画家でした。 六十は越していて、 ミケランジェロのモーセのあごひげが、 カールしつつ森の神サチュロスの頭から小鬼の体へ垂れ下がっているという風情です。
ベーアマンは芸術的には失敗者でした。 四十年間、絵筆をふるってきましたが、 芸術の女神の衣のすそに触れることすらできませんでした。 傑作をものにするんだといつも言っていましたが、 いまだかつて手をつけたことすらありません。
ここ数年間は、ときおり商売や広告に使うへたな絵以外には まったく何も描いていませんでした。 ジンをがぶがぶのみ、これから描く傑作について今でも語るのでした。

ベーアマンはジンのジュニパーベリーの香りをぷんぷんさせて、階下の薄暗い部屋におりました。 片隅には何も描かれていないキャンバスが画架に乗っており、 二十五年もの間、傑作の最初の一筆が下ろされるのを待っていました。

参照:最後の一枚の葉(The Last Leaf)結城浩訳

 

「一流ブロガーに、俺はなる」と豪語しても、まったく何も書かなければ、ベーアマン老人と一緒です。

キーボードは、ブログ記事の最初の一打が打たれるのを待っていることでしょう。

 

「いつかはブロガーになりたい」という願望を、ずっと持ち続けることに安住してはなりません。

ブロガーになるのに「正しいタイミング」というものは、決して訪れません。

 

まずは1ミリだけでもいいから始めることが大切です。

ブロガーになりたいなら、書き始めることが不可欠です。

マナブさんが説くように、強制的に文字を書き続ければ、正真正銘のブロガーになれます。

ブログを書くのは好きだけど、毎日5,000文字くらいを書いてると、「うわぁ、、ブログ書くのメンドイなぁ」と3日に1回くらい思います。
しかし、その思考が生まれつつも、強制的に文字を書き始めると、あら不思議と記事が書けてしまいます。ここから分かることは、やる気スイッチはキーボードということ

 

あなたには、どうしてもブロガーになりたいという渇望感がありますか。

ブロガーになるためなら、どんな犠牲を払ってもいいと思えますか。

YESなら、立ち止まってはいけません。

夢追い人で終わりたくないなら、今こそ、行動を起こすときです。

 

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モタヨシ
不遇の就職氷河期世代。