【本田晃一の教え】価値や豊かさを与えられる人には富が集まる

YouTube講演家として知られる鴨頭嘉人氏と、プログラマー兼ブロガーであるマナブさん(@manabubannai)は、今、最も注目を集める起業家です。

 

というのは、あくまで個人的な見解ですが。

 

二人とも自分の持っている豊かさや価値を、惜しまずに提供します。

 

鴨頭嘉人氏は、自身が有料で請け負った講演の内容を惜しみなくYouTube動画に流します。

 

中には自身が主宰する数十万円のビジネス実践塾の内容までも、YouTubeに無料で流します。

 

価値を惜しまず提供することが、鴨頭嘉人氏の戦略です。

 

マナブさん(@manabubannai)も、自身が実践してきたブログSEOに関する情報を、manablogですべて公開しています。

 

YouTubeでも、ブロガーを心強くするような有料級の動画を、ほぼ毎日のようにアップしています。

 

価値や豊かさを進んで提供することのメリットは、「信用を獲得できること」とマナブさんが動画で話していました。

 

価値や豊かさを与えることによって、ファンを獲得するのです。

 

価値や豊かさを与えることによって、何物にも代えがたい「信用」を見返りとして獲得します

 

だからでしょうか。

 

二人は、とにかく稼いでいます。

 

稼ぎまくっています。

 

無償で「与えて与えて与え続けた」ことの見返りを、時間はかかったかもしれませんが、きちんと回収しているのです。

 

私も、二人のように価値や豊かさを――価値や豊かさがあればの話ですが、惜しまずに提供できる者でありたいと考えます。

 

そうすれば、天界の法則でしょうか、金銭的にも報われるようです。

 

竹田和平の生き方

 

本田晃一著『日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと』(フォレスト出版)には、「タマゴボーロ」で知られる竹田製菓(現・竹田本社)創業者の竹田和平氏(1933ー2016)のエピソードが詰まっています。

 

竹田和平氏は100社以上の上場企業の個人大株主で、所有株式の時価総額は100億円以上でした。

 

生前は日本のウォーレン・バフェット、日本一の個人投資家と称されます。

 

その竹田和平氏と500回以上も寝食をともにした本田晃一氏が、竹田和平氏についてつぎのように記しています。

 

 

 

和平さんの話は、「いかに稼ぐのか?」という話はまったくなく、「いかに与えるのか?」という話ばかりだ。

 

どうやら「与える」ことは、豊かに生きるうえで重要なカギになるらしい。

 

和平さんがするのは、与える話がほとんどなのだ。

 

 

本には「『徳』がない人は成功し続けられない」という章があります。

 

少し紹介します。

 

本田晃一氏は、2001年に経営コンサルタントの神田昌典氏と一緒にセミナーをすることになりました。

 

本田晃一氏と神田昌典氏との出会いは、本です。

 

本田晃一氏は、売れるホームページを作るため、神田昌典氏の『あなたの会社が90日で儲かる!』(フォレスト出版)を手に取りました。

 

本田晃一氏は、本で学んだスキルを活用し、集客に成功します。

 

神田昌典氏に感謝を伝えたところ、「ぜひ一緒にセミナー講師をしませんか?」と誘われたそうです。

 

ところが、本田晃一氏はためらいます。

 

せっかく成功した秘訣を、うまくいった方法を、教えるのがもったいないからです。

 

あえて重要な企業秘密を、暴露する必要などありません。

 

このあたりのことを本田晃一氏は以下のように記しています。

 

神田さんに「教わったことをホームページでやったら、とても売れるようになりました」と感謝を伝えたところ、「ぜひ一緒にセミナー講師をしませんか?」と声をかけてもらった。

 

光栄な話だが一瞬ためらった。

 

だって同業他社に知られたくないんだもん。

 

ブルーオーシャンがレッドオーシャンになったら嫌なのだ。

 

 

 

最終的に本田晃一氏は、かつての自分のように「売れなくて困っている人たち」に儲かる喜びを味わってもらいたいと考え、儲けのタネを伝えることを承諾します。

 

企業秘密を公開することにしたのです。

 

有益で価値のある情報を、惜しまずに与えることにしたのです。

 

はた目には、もったいないと映るかもしれません。

 

ただその結果、どうなったでしょうか。

 

本田晃一氏は言います。

 

「すると、そこから一気に運がよくなったのだ」

 

本文を引用します。

 

セミナーで話をするのはむちゃくちゃ楽しくて、人に教える素晴らしさを経験できた。

 

そして、もっと話を聞きたい、相談したいという人が増えてきた。

 

最初はお金をもらわずに相談に乗った。

 

お金を払ってでも教えたいというほど楽しかったのだ。

 

そうしているうち、お金を払ってくれる人が現れた

 

請求していないのに、「お礼に」と入金してくる人が増えた。

 

ある人からお礼が振り込まれ、通帳を見ると一二〇〇万円の入金があった。

 

お金だけではなく、よい友人もたくさん増えた

 

なんでも協力してくれる友人だ。

 

こちらがよい情報を流すとよい情報をもった人が現れた

 

よい師匠にも次々出会えた。

 

僕は、メールマガジンやブログでどんどん情報を出していった

 

ときどき自分のセミナーを有料で行う案内も出したが、メルマガ読者で僕のセミナーを受けられる人は一部の人だけだ。

 

セミナーを受けられない人のほうが圧倒的に多いのだから、その人たちにも喜んでもらうように書いた。

 

周辺の人に、自分のもっている豊かさや知恵や知識などをどんどん渡すと、どんどん運がよくなることに気がついた。

 

イメージで言うと、序章でも紹介したが、周辺の人が、僕を胴上げしてくれる感じだ。

 

すると、雲の上のような人から見つかりやすくなるのだ。

 

その人が、すっと次のステージまで運んでくれるのだ。

 

気がつくと、分かち合いや与えることの延長上に、もっと大きな幸せがあったのだ。

 

 

本田晃一氏の「分かち合いや与えることの延長上に、もっと大きな幸せがあった」という言葉は真理です。

 

自分が持つ価値や豊かさを出し惜しみするなら、せっかくの価値や豊かさが宝の持ち腐となり、カビ臭い蔵の中にしまわれたままとなります。

 

死蔵されたも同然です。

 

いつの間にか価値が失われ、豊かさも消失していることでしょう。

 

そうならないために、私たちは価値や豊かさをどんどん分かち合いたいものです。

 

まとめ

 

日本一の投資家と呼ばれた竹田和平氏は、「いかに与えるか」に知恵を絞った人でした。

 

だから、最も成功した個人投資家になったと言えます。

 

YouTube講演家の鴨頭嘉人氏、ブロガーのマナブさん、そして本田晃一氏はみな、自分が持っている価値や豊かさを惜しまずに与えてきた人たちです。

 

そして、経済的な見返りも得ています。

 

あなたが経済的な富を得たいなら、「奪う」ではなく「与える」ことを優先しましょう。

 

 

私は、人に自慢できるほどの価値や豊かさを持っていませんが、このブログを通じて有益な情報をどんどん発信していきたいと考えます。

 

中身がカスカスになるまで、絞り切れたら本望です。

 

 

 

 

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モタヨシ
不遇の就職氷河期世代。