auショップの直営店は全国に以下の13店舗しかありません(2019年7月現在)。
それでは13店舗を、北は北海道から南は沖縄まで並べてみたいと思います。
※日付は開店日
① au SAPPORO(北海道・札幌) 2016年6月23日~
② au SENDAI(宮城・仙台) 2016年12月28日~
③ au HONJOWASEDA(埼玉・本庄) 2017年7月14日~
④ au KASHIWA(千葉・柏) 2019年4月25日~
⑤ au SHINJUKU(東京・新宿) 2014年11月21日~
⑥ au みなとみらい(神奈川・横浜) 2016年10月6日~
⑦ au NAGOYA(名古屋・栄) 2010年12月1日~
⑧ au KYOTO(京都・四条河原町) 2018年7月20日~
⑨ au OSAKA(大阪・梅田) 2013年4月26日~
⑩ au ABENO(大阪・阿倍野) 2018年9月21日~
⑪ au FUKUOKA(福岡・天神) 2014年2月14日~
⑫ au HAKATA(福岡・博多) 2016年4月21日~
⑬ au NAHA(沖縄・那覇) 2015年9月5日~
沖縄県の「au NAHA」については、沖縄セルラー電話(株)が運営母体ですが、ほかはKDDIの直営店(※)となっています。
※厳密に言えば、2014年10月1日に設立されたKDDIの100%子会社「KDDIプリシード株式会社」が、KDDIの直営店を運営しています。
直営店は、すべて「多言語対応」となっています。
外国人が来店しても、対応してもらえるということです。
直営店なので、代理店の苦情でよく耳にする「頭金」という名目の 販売手数料を機種購入の際に取られることがありません。
グーグルの口コミには以下のような利用者の声がありました。
・タブレットの機種変更でお世話になりました。au 直営店ということもありキチンとした対応をしていただきました。(au KYOTO)
・au直営店が少ないので電車乗り継ぎここまで来ました!自宅周辺は代理店、家電量販店の代理店などなど。直営店の良いところはお客様の立場に立っての説明してくれるところです。また機種変更のときの手数料3000円も不要。機種が揃っています。一度で事がすみます。私は井野店長代理様にお世話になりました。(au OSAKA)
※2022年3月で使えなくなる3Gガラケーや、iPhone5などのVOLTE非対応機種からスマホに機種変更する際は、事務手数料が無料となります。
・機種変更しました。直営店なので代理店では余計にかかる頭金を払う必要がありません。不要なオプションにも加入する必要もありません。オンラインショップと迷いましたが、すぐに欲しかったのでこちらにしました。
機種変更なら近場の代理店より直営店かオンラインショップですね。スタッフの方もしっかりした感じでした。また利用します。(au SAPPORO)
・代理店にてauルーターを加入し、開通後にスマートバリューの手続きに地元auショップに行ったら加入状況がわからないとの事。代理店に問い合わせしても解決せず。八方塞がりなところ「直営店なら解決できるかもしれない」とau shinjukuに相談。時間をかけ難題は解決され、スタッフの方の親切丁寧な対応で満足行く結果になった。本当にお世話になりました!
今後は何かあれば絶対au shinjukuに行くつもり。(au SHINJUKU)
・名古屋の旗艦店だけのことはあり、ケースなどアクセサリー類や周辺機器の扱いも非常に多い。スタッフの知識も豊富で各種相談や調べ物も丁寧にしてくれます。
ただ、混雑していることが多いので、可能ならweb予約をして来店するのがおすすめ。(au NAGOYA)
直営店には代理店にはないメリットがあります。
ただし全国に13店舗しかないのが、最大のデメリットと言えるでしょう。
よく見かけるあのauショップは、実は代理店
あなたの街にある、よく見かけるauショップ。
auショップは全国にどれくらいあるかと言うと、約2,300店舗あります。
(参考:キャリアショップは全国に8173店舗、9ヶ月で約150店減~MCA、キャリアショップ展開状況に関する調査結果を発表~2019/03/22 16:00ドリームニュース)
そのほとんどが、実は直営店ではありません。
「代理店」です。
「代理店」とは、KDDIと代理店契約を結んだ事業者が運営する店のことを指します。
代理店なので、運営方針が異なります。
愛想のいい店員さんがいる店もあれば、無愛想な店員さんがいる店もあります。
端末の購入時に、「頭金」を取る店もあれば、取らない店もあります。
契約の際して、オプションを半ば強制的に勧めてくるお店もあります。
ほとんどの代理店が、何らかのオプションを条件に契約を迫っているのが実態です。
私の知り合いは、機種変更の際に高額なSDカードを購入させられたと憤っていました。
大容量128ギガバイトのSDカードを、頼んでもいないのに見積もりに勝手に入れられていたそうです。
そのSDカードの値段は17,000円以上。
↑画像:microSDXCメモリーカード。256GBの商品は32,780円(au SAPPOROにて)
↑画像:iPhone用 iXpand Slimフラッシュドライブ 128GBで32,450円(au SAPPOROにて)
機種変更のときに、SDカードの購入が条件であるかのように説明を受けたようです。
店員がSDカードを端末に挿入したので、使用済みとなり返品もできません。
Amazonなら、わずか3,000円くらいで売られているので、その5~6倍となる17,000円のSDカードは、かなり高価な部類に入ります。
キツイ表現を使えば「ぼったくり商法」に近いと言えるでしょう。
「頭金」に腹が立った話
頭金とは、「分割払いなどで、最初に支払うある程度まとまった金銭」です。
ところが、代理店が端末購入時に請求する「頭金」とは、販売手数料を指します。
販売店の利益のために徴収する手数料であって、端末の購入費とは別途で支払うものです。
私が2016年4月に、北海道桧山郡江差町にある「auショップ」で「iPhone SE」を購入したとき、頭金を支払うように求められました。
私は当然、分割払いに含まれる金額だと思っていましたので、支払うことに同意しました。
ところが帰ってきて、auのオンラインショップで提示されている「iPhone SE」の定価を見ると、オンラインショップの定価は私が支払う合計金額よりも安いのです。
つまり余計に高い値段で購入させられたということになります。
おかしい、と疑問に感じたのが「頭金」という表現のまやかしに気付いたきっかけでした。
「頭金」は5,000円から、高くて10,000円というところまであるようです。
(参考:雑感ビビッ「auの頭金は拒否できる?本当は払わなくてもいい機種変時の頭金とは?」)
私の場合は、「頭金」が税込5,400円でした。
頭金が10,000円以上という店もあるようなので、5,400円なら目くじらを立てるほどではないのかもしれません。
レシートには、「頭金」との表示はなく、「本体販売」となっています。
人口が8,000人に満たない田舎のauショップだったので、販売手数料を取らなければ経営として成り立たなかったと考えることもできます。
それでも、当時は不当に高い値段で買わされた気分でした。
このような「頭金」も、「直営店」なら無縁です。
auショップの直営店ができた順番
KDDIは2005年3月、製品・サービスをPRする直営店として、東京・原宿に「KDDIデザイニングスタジオ」をオープンさせましたが、ショップ機能はありませんでした。
そしてこの「KDDIデザイニングスタジオ」は、2014年11月16日をもって閉店しています。
ショップ機能を持った最初の直営店としてオープンしたのが、au NAGOYA(名古屋・栄)です。
旗艦店と位置付けられており、オープンしたのは2010年12月1日になります。
2店舗目として2013年4月26日にオープンしたのが、au OSAKA(大阪・梅田)です。
2014年2月14日、3店舗目としてオープンしたのが、au FUKUOKA(福岡・天神)です。
4店舗目、2014年11月21日にオープンしたのが、au SHINJUKU(東京・新宿)です。
5店舗目が、2016年4月21日にオープンした au HAKATA(福岡・博多)です。
九州では au FUKUOKAに続く直営店となり、中規模店と位置付けられています。
6店舗目として、北海道初の直営店 au SAPPORO(北海道・札幌)が2016年6月23日にオープンしました。
中規模店となります。
7店舗目が、au みなとみらい(神奈川・横浜)です。
2016年10月6日、中規模店としてオープンしました。
東北初の直営店が、8店舗目にオープンした au SENDAI(宮城・仙台)です。
2016年12月28日のことです。
カフェ「BLUE LEAF CAFÉ」を併設し、店舗面積が約1145平方メートルと最大規模になります。
2017年7月14日にオープンしたのが、9店舗目となる au HONJOWASEDA(埼玉・本庄)です。
100円パンで知られる「鎌倉ベーカリー」が併設されています。
10店舗目として、2018年7月20日に au KYOTO(京都・四条河原町)がオープンします。
au SENDAIと同様に、カフェ「BLUE LEAF CAFÉ」を併設しています。
2018年9月21日にオープンしたのが、au ABENO(大阪・阿倍野)です。
11店舗目となります。
2019年4月25日、千葉県初の直営店としてオープンしたのが、12店舗目になる au KASHIWA(千葉・柏)です。
沖縄県では、沖縄セルラーが2015年9月5日に、直営店として au NAHA(沖縄・那覇)をオープンさせています。
2020年5月5日現在、直営店は18店舗にまで増えました。
まとめ
auショップには、圧倒的多数の代理店と、全国に13店舗しかない直営店があります。
代理店の運営するauショップに不満を覚えたなら、直営店に駆け込むのも一つの手です。
ところで、auショップでの手続きは、機種変更だけでも1時間から2時間かかる場合があります。
代理店の中には、土日は混んでいるので、予約なしのお客様を断っているところもあるようです。
手続き自体が長時間化している傾向があるので、 来店するなら予約するのが賢明です。
「MY au」のアプリやオンラインで、指定したお店の予約を取ることができます。
あなたがauショップと上手に付き合って、納得のいくケータイライフを送られるよう願っています。
※知り合いがKDDIのグループ会社であるUQモバイルに乗り換えました。
通信料金を抑えたいなら、選択肢の一つになるかもしれません。
2020年5月5日現在、直営店は18店舗にまで増えました。
他社ユーザーによる即日SIMロック解除について
【追記】2019年10月2日
auは10月1日から、他社ユーザーでも、スマホ単体で 分割購入した場合のSIMロック解除を即日で受け付ける対応を始めたようです。
auユーザーが、一括払いで端末を購入した場合などは、即日でSIMロックを解除できます。
他社ユーザーが、 分割払いで端末を購入した場合でも即日でSIMロック解除が可能になったという意味で画期的です。
ただし10月1日現在では、 au直営店でのみの受付となり、分割支払い金額のうち最初の2ヵ月分を預かり金として払う必要があるそうです。
参照①:engadget「au、スマホ単体の分割購入は即日SIMロック解除可能に。ただし直営店のみ」
参照②:iPhone Mania「au、非契約者のSIMロック解除即日対応を発表」
参照③:ケータイWatch「au、他キャリアユーザー向けに即日“SIMロック解除”、条件を明らかに」
auの公式サイトには、SIMロック対象機種の条件が記されています。
赤線で囲んだところが、追記された条件です。
他社ユーザーによる手続きの申し込みが可能なのは「 KDDI・沖縄セルラー直営店のみ」とあります。
即日SIMロック解除が可能な条件は、「回線契約を伴わない端末(他社でのご利用を想定してご購入された機種)をご購入されたご本人さまのご来店による要請があり、ご購入された端末の 割賦代金2カ月分の金額を預り金としてお支払いただく場合」とあります。
参照:au「SIMロック解除対象機種の条件」
即日SIMロック解除が可能となれば、ドコモやソフトバンクのユーザーであっても、auから端末を分割払いで購入して、すぐに使えるようになります。
従来のように「100日間のSIMロック解除制限」を待つ必要がなくなるので、他社ユーザーであっても端末だけはauから購入するといった方法が選べそうです。
端末代金だけを比較してどのキャリアからも購入できるとなれば、消費者にとっては選択肢が増えることになります。
個人的には、キャリア間の価格競争による値下げを希望します。
2020年5月5日現在、直営店は18店舗にまで増えました。
2020年5月5日現在、直営店は18店舗にまで増えました。