五日市剛さんのツキを呼ぶ魔法の言葉

ありがとう、感謝します

古い本を整理していたら『五日市剛さんのツキを呼ぶ魔法の言葉』(とやの健康ヴィレッジ)という本が出てきました。

 

 

この本では、ツキを呼ぶ魔法の言葉として「ありがとう」と「感謝します」を紹介しています。

 

そういえば、YouTube講演家として知られる鴨頭嘉人氏も、「ありがとう、感謝します、ツイてる」と唱えながら歩くことがあるそうです。

 

実際、鴨頭氏は現在、絶好調の様子。

 

人から「調子に乗るな」と言われて、逆に「調子の良いときに調子に乗らなくていつ乗るのだ」と反論しているくらいです。

 

 

銀座まるかん創業者で納税額日本一と言われる斉藤一人さんは、天国言葉として「愛してます、ツイてる、うれしい、楽しい、感謝してます、幸せ、ありがとう、許します」を唱えるよう勧めています。

 

 

斉藤一人さんのお弟子さんの一人、遠藤忠夫さんは喜べないときに「ありがとうございます」と腹の底から絞り出すようにして言葉を発したエピソードを本に残しています。

 

「ありがとう」と「感謝しています」という言葉は、運やツキを引き寄せる強力な言葉であるようです。

 

私が「ありがとう」と「感謝しています」の言葉を意識するようになってから、もう10年以上が経ちます。

 

 

さて、効果はあったでしょうか。

 

 

実は金持ちになりたいという願望・野望は、叶っていません。

 

 

それどころか、経済的に厳しい状態です。

 

 

でも、両親は健在で元気な上、兄弟との関係は悪くありません。

 

贅沢をしなければ、かろうじて生きていけるだけの収入に恵まれています。

 

何より、私自身、汚い言葉を使う機会がなくなりました。

 

汚い言葉とは、斉藤一人さんが地獄言葉と呼ぶものです。

 

人を罵倒したり、天を呪ったりする言葉は、地獄言葉のたぐいです。

 

そういう汚い言葉を発することがないため、精神衛生上は穏やかそのものと言えます。

 

もしかしたらお金には代えられないツキを手に入れているのかもしれません。

 

 

五日市剛さんとユダヤ人のおばあさん

1991年の湾岸戦争があった年のクリスマスに、学生だった五日市さんは旅行でイスラエルにいました。

 

ホテルがどこも閉まっていて宿泊場所に困っていた夜、五日市さんはユダヤ人のおばあさんに出会います。

 

そして、自宅に泊めてもらうことになりました。

 

不思議なおばあさんで、まるで五日市さんが泊まりに来るのを見越していたかのように迎えます。

 

そのおばあさんと五日市さんのやり取りが書かれていますので、抜き出します。

 

おばあさん  五日市さん、運命と言うのはね、あるのよ。私たちの人生はね。最初からほとんど決まっていたのよ。

 

 

僕は、その類の話にはあまり関心がないので、「まぁ、あるのかもね」と相づちを打ちました。続いて、

 

 

おばあさん  私、ユダヤ教徒の人間だけど、「生まれ変わり」を信じているの。

 

過去世とか来世というのはあると思うわ。

 

 

このことについても、あまり関心がなかったので、「うん、あるかもね」

 

 

すると、おばあさんは、

 

おばあさん  ツイてる、ツイてない、という「ツキ」というものもあるのよ。

 

 

と言うので「そりゃあ、あるんだろうね」と答えましたら、

 

 

おばあさん  そのツキというのはね、簡単に手に入るものなのよ。

 

 

「えっ?……どうしたら手に入るですか?」

 

 

おばあさん  ツキを呼び込む魔法の言葉あるのよ。

 

これさえ唱えていれば、誰でもツキっ放しになるわよ。

 

 

「本当? どんな言葉かな。難しい言葉?」

 

 

おばあさん  すご~く簡単で、単純な言葉よ。

 

 

「何、なに? 教えて下さいよ」

 

 

おばあさん  いいわよ。

 

誰でもよく使う言葉なんだけど、二つあってね。

 

一つは「ありがとう」、もう一つは「感謝します」

 

ねっ、簡単でしょ。

 

 

「……月並みな言葉なんですね。どう使い分けするんですか?」

 

 

おばあさん  もちろん、どんな時でも自由に使っていい言葉なんだけど。

 

そうねぇ……、ある状況の時に、これらの言葉を使い分けたら効果的かもね。

 

「ありがとう」という言葉は、そうね、何か嫌なことが起きた時に使ったらどうかな。

 

例えば、朝寝坊しちゃって、「わぁ~、学校に遅刻する!」とか、「会社に遅れる!」なんて時、イライラするでしょ。

 

そんな時、「イライラさせて頂き、ありがとう」と言うの。

 

車を運転中、事故っちゃった、そんな時も「ありがとう」。

 

五日市さん、あなたの親が亡くなっても、歯を食いしばって「ありがとう」と言うのよ。

 

どうしてかというとね。

 

イヤな事が起こるとイヤな事を考えるでしょう。

 

そうするとね、またイヤな事が起こるの。

 

不幸は重なるというけれど、それは、間違いなくこの世の法則なのよ。

 

だけど、そこで「ありがとう」と言うとね、その不幸の鎖が断ち切れちゃうのよ。

 

それだけではなく、逆に良い事が起こっちゃうの。

 

「災い転じて福となす」という言葉があるでしょう。

 

どんな不幸と思われる現象も、幸せと感じる状況に変えてくれる。

 

絶対にね。

 

だから、「ありがとう」という言葉はね、魔法の言葉なのよ……。

 

(中略)

 

それから、もう一つの「感謝します」という言葉については、おばあさんは次のように言いました。

 

おばあさん  そうねえ、何か良いことがあったら、「感謝します」と言ってみてはどうかな。

 

例えば、明日、待ちに待った運動会。晴れてほしいなぁ~と思っていて、実際に晴れたら「感謝します」。

 

そうそう、この言葉はとても便利でね。たとえまだ起こっていない未来のことでも、

 

「明日、晴れました! 晴れさせて頂き、感謝します」とか、

 

「一週間後、○○〇に合格させて頂き、感謝します」と

 

イメージしながら言い切っちゃうと、本当にそうなってしまうのよ。

 

何の疑いも不安も心配なく、力まずに自然とそう思い込めればね。

 

ポイントは一見不幸と思える出来事が起こっても、そこで天を呪ったり、運命を呪ったりしてはいけないということです。

 

逆に「ありがとう」と口に出す必要があります。

 

そうすれば、不幸の連鎖が切れる――というのがユダヤ人のおばあさんの教えでした。

 

まだ起こっていない未来のことでも「感謝します」と言うことは、講演家・大嶋啓介氏が説く「予祝(よしゅく)」に近い効果がありそうです。

 

まとめ

 

「ありがとう」「感謝します」の言葉は、鴨頭氏が歩きながら唱える言葉でもありますし、斉藤一人氏が天国言葉として何遍も繰り返すように説いている言葉でもあります。

 

特に、つらい目に遭ったとき、嫌な出来事が起こったとき、「ありがとう」と言えば、不幸の鎖が断ち切られ、かえって福が招き寄せられるという教えは、傾聴に値します。

 

多くの人は、不幸な出来事が生じたとき、天を呪います。

 

けれども、歯を食いしばってでも「ありがとう」と言う――それが、ツキを呼び込むというのがユダヤ人のおばあさんの教えでした。

 

たかが言葉一つですが、私たちの生活態度を大きく変えるだけの影響力を持っています。

 

呪いの言葉を吐けば、それが自分に返ってくるとしたら恐ろしいことです。

 

「ありがとう」「感謝します」を日ごろから唱えるようにクセづけ、不幸ではなくツキを招き寄せたいものです。

 

呪いの言葉を吐かなくなったためでしょうか、因果関係があるのかどうか分かりませんが、私は実年齢よりも若く見られることが多く、年齢を伝えると驚かれます。

 

ちなみに作家・雨宮処凛さんと同じ就職氷河期世代です。

 

一方、ニュースで警察沙汰になって捕まった人たちを見ると、一様に老けて見えるのは気のせいでしょうか。

 

彼らは起きた出来事を他人のせいにし、天を呪って生きているのではないかとさえ見受けられます。

 

どうせなら「ありがとう」「感謝します」と言い続けて、若くて健康な人生を送りたいものです。

 

 

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