スマホからガラケーに替えた俳優・東出昌大氏

週刊文春9月6日号

本記事では、俳優・東出昌大氏(1988年2月1日生まれ、30歳)の発言を取り上げます。

彼は雑誌の中で「読書の時間をもっと増やしたくて、最近スマホからガラケーに変えました」と答えています。

詳しく見ていきます。

 

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その中から『週刊文春』(9月6日号)を開くと、「おっ!?」と目に留まった発言がありました。

それが東出昌大氏の「読書の時間をもっと増やしたくて、最近スマホからガラケーに変えました」という発言です。

東出昌大氏は、「ドキュメント 男の肖像」というモノクログラビア欄で取り上げられています。

 

俳優・東出昌大氏とは

Wikipediaによれば、身長189cmの長身で、高校時代にモデルデビュー。

2012年の映画「桐島、部活やめるってよ」で俳優デビューし、このとき演じた菊池宏樹役で第67回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞と第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。

NHKが2013年に放映した連続テレビ小説、通称朝ドラの「ごちそうさん」でヒロインの夫役を好演。

ヒロインを演じた女優・杏とは、私生活でも結婚しています。

ちなみに杏は東出昌大氏より2歳年上の「姉さん女房」に当たります。

2018年9月1日に公開された主演映画「寝ても覚めても」(濱口竜介監督)では、ヒロインが2年前に運命的な恋に落ちた鳥居麦(ばく)と、ヒロインを一途に想う丸子亮平の一人二役を演じました。

※同映画は第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、喝采を浴びました。

麦と亮平の設定は「性格が対照的なのに、顔はそっくりで瓜二つ」ということ。

ストーリーは公式サイトに載っているものを転載します。

 

ストーリー

東京。
丸子亮平は勤務先の会議室へコーヒーを届けに来た泉谷朝子と出会う。ぎこちない態度をとる朝子に惹かれていく亮平。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながら朝子も惹かれていく。しかし、朝子には亮平に告げられない秘密があった。亮平は、2年前に朝子が大阪に住んでいた時、運命的な恋に落ちた恋人・鳥居麦に顔がそっくりだったのだ――。

5年後。
亮平と朝子は共に暮らし、亮平の会社の同僚・串橋や、朝子とルームシェアをしていたマヤと時々食事を4人で摂るなど、平穏だけど満たされた日々を過ごしていた。ある日、亮平と朝子は出掛けた先で大阪時代の朝子の友人・春代と出会う。7年ぶりの再会。2年前に別れも告げずに麦の行方が分からなくなって以来、大阪で親しかった春代も、麦の遠縁だった岡崎とも疎遠になっていた。その麦が、現在はモデルとなって注目されていることを朝子は知る。亮平との穏やかな生活を過ごしていた朝子に、麦の行方を知ることは小さなショックを与えた。

一緒にいるといつも不安で、でも好きにならずにいられなかった麦との時間。
ささやかだけれど、いつも温かく包み、安心を与えてくれる亮平との時間。
朝子の中で気持ちの整理はついていたはずだった……。

 

『ミステリアス』『宇宙人』と怖がられた掴みどころのない麦と、明快で優しさに溢れた亮平。どちらのキャラクターが自分に近いと感じるか」と聞かれた東出昌大氏は、『週刊文春』でつぎのように答えています。

「やっぱり、麦っぽいのかな。

まわりから何を考えているのか分からないとよく言われますし、ふわふわした部分を持っていると自分でも感じます。

ただ、気持ちとして共感できるのは亮平。

おそらく両方の性質を持っているんじゃないでしょうか」

 

移動中だいたいは読書

『週刊文春』では、ロケバスによる移動中、すぐにカバンから本を取り出す東出昌大氏の様子が書かれています。

東出昌大氏は言います。

「僕、乗り物酔いしないんですよ(笑)。

車でも新幹線でも、移動中はだいたい本を読んでいます。

読書の時間をもっと増やしたくて、最近スマホからガラケーに変えました

 

このときに読んでいた本は、服部文祥著の『サバイバル登山入門』

東出昌大氏は、意外なことに1年前に狩猟免許を取得したことを明かしています。

そして雑誌記者の「寝ても覚めても」に続く言葉を聞かれて、即座に「狩猟」と答えています。

「寝ても覚めても狩猟のことを考えています。狩猟に夢中です」と言いたかったのでしょう。

もっとも、記事では続けてつぎのように発言しています。

「本当は仕事なんですけど、それだと当たり前かなと思って……。(以下、省略)」

 

ストイックな求道者(ぐどうしゃ)

東出昌大氏の発言「読書の時間をもっと増やしたくて、最近スマホからガラケーに変えました」には、ストイックな求道者の響きを感じました。

読書の時間を確保するため、あえてスマホの利便性を捨てたからです。

何かを得るためには、何かを捨てなければなりません。

新たな時間を生み出すためには、代わりの「身代金」を差し出す必要があります。

東出昌大氏の場合、代わりの「身代金」がスマホだったというわけです。

「スマホ断ち」を決意させるほど、読書の時間を増やしたかったという東出昌大氏。

俳優稼業では台本のセリフを覚えなければならないなど、ギリギリまで時間に追われる毎日のはずです。

そんな中、捨てていいものを見極めて時間を捻出しようとする東出昌大氏の姿には、周りに流されないストイックさを感じます。

だからこそ、一流の俳優とも言えます。

 

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