購入ボタンを押し終え、ふと気付けば、6時間以上が経っていました。
9月4日20時から始まった楽天スーパーセール。
そのちょっと前の8月30日から9月2日まで、Amazonでタイムセール祭りが行われていたのは記憶に新しいところです。
あの手この手で消費者の財布を開かせようとする作戦でしょう。
セールスを利用してできるだけ安く買おうとするのが、私のような貧乏人の悲しい性(さが)です。
本記事では、私が使い続けた時計バンドと、新たに購入したスタッドレスタイヤについて紹介します。
6時間分の迷いを詰め込みましたので、あなたは6時間分の時間短縮を図ることができます。
バンビの時計バンド
外資系のプルデンシャル生命保険株式会社で営業の最高峰であるエグゼクティブ・ライフプランナーとなり、全国一の営業成績を挙げた人物がいます。
『かばんはハンカチの上に置きなさい―トップ営業がやっている小さなルール』(ダイヤモンド社)を書いた川田修氏です。
彼は自著で、営業マンが付けるべき腕時計の重要性を指摘します。
川田氏が言うには、営業マンは金ピカのロレックスなどの高級時計を付けて客先を訪問してはいけないということです。
むしろ地味でもフォーマルな「黒革ベルト、銀縁、白フェイス」の時計を選ぶ必要があると説明しています。
ギラギラした高級腕時計を付けた人と、黒革ベルトの時計を付けた人では、与える印象が異なるからでしょう。
営業で円滑なコミュニケーションを図るには、まず形から入ることも必要です。
本を読んだ直後、感化されやすい私はさっそく川田氏が薦める「黒革ベルト、銀縁、白フェイス」の時計を探しました。
もう6年前にさかのぼるでしょうか。
ところが意外と見付からないものです。
あっても1年で壊れそうな安物ばかり。
仕事で使うなら、多少、格好がつくような時計を身に付けたいものです。
そう考えた私は、ヤフオクに頼りました。
すると未使用なのに定価の半額以下というシチズンのエクシードの時計が見付かりました。
裏蓋には「事業完成記念 〇〇組合」と刻印されています。
関係者が、贈られた時計を未使用のまま売却したに違いありません。
黒革ベルトの時計を使い始めて2~3年が経ちました。
ベルトが傷んでいます。
そこで代わりとなる中国製の黒革ベルトをAmazonで購入しました。
時計バンドを購入するときは、時計の「ラグ幅」に合う物を選ぶ必要があります。
ベルトの両端をはさむように、本体から2本の爪のようなものが突き出ていると思います。これを「ラグ」といい、2つのラグの間隔(つまりはベルトの取り付け部分の幅)を「ラグ幅」といいます。
ばね棒外しも必要です。
残念ながら革バンドは長持ちしません。
革バンドが汗を吸い、大体1年くらいで黒ずんで異臭を放つようになりました。
この臭さは、中毒になりかねません。
気付けば、臭さを確かめるために鼻先にベルトを近づけている自分がいたからです。
またもや代わりの黒革ベルトをAmazonで購入しました。
今度は、汗に強いバンドを選びました。
それが3M社の開発した「スコッチガードレザー」の時計ベルトです。
画像:バンビのホームページより
強力な撥水効果があります。
防水仕様と言ってもいいくらいです。
当然、汗は浸み込まず、たまに裏側を水拭きでもすれば臭うこともありません。
「スコッチガードレザー」の時計バンドは、老舗の株式会社バンビが発売しています。
私は2016年9月に「BAMBI 時計バンド 牛革 スコッチガード ブラック BKM053AR」を購入した次第です。
バンビ製のDバックル(3つ折れプッシュベルト)も購入します。
脱着が楽になります。
時計を外すとき、誤って落とす心配もありません。
ほぼ丸2年が経過しました。
さすがスコッチガードレザーです。
暑い夏に付けていても、革バンドに汗が浸み込むことがありません。
バンドの裏面は同色素材が使われているので、汗で変色し臭うこともありません。
ただ、摩擦で革の両端が傷んでいます。
毎日酷使しているため、さすがのスコッチガードレザーでも摩耗するようです。
あなたがもしも長持ちする時計バンドを購入したいと願うなら、強力な撥水効果を持つスコッチガードレザーの時計バンドをお薦めします。
商品画像が参考になるのは、楽天市場の「MSG【時計ベルトショップ】」という店です。
価格も良心的です。
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摩耗をいい味が出たとみるか、みっともないとみるかは人によります。
私自身はそろそろ交換時期が来たと思っています。
もっと耐摩耗性に優れた時計ベルトがないかを探しているところです。
でもスコッチガードレザーに代わる時計ベルトは、3時間かけても見つけられませんでした。
スタッドレスタイヤはブリヂストン一択だった
ブリヂストンのホームページを見ると、北海道や東北の車の2台に1台はブリザックを履いているというデータが示されています。
札幌市内のタクシーに至っては約7割がブリザックということです。
画像:同社ホームページより
圧倒的な信頼性を誇るのが、ブリヂストンのスタッドレスタイヤだと言えるでしょう。
性能が高い分、少し値が張ります。
それが悩みどころです。
ただし次善の策がないわけではありません。
ブリヂストンに次いでタイヤショップの店員が強く薦めるスタッドレスタイヤがあります。
それが横浜ゴムの「iceGUARD6(アイスガード シックス)iG60」です。
2017年に登場した同社最新のスタッドレスタイヤです。
画像:同社ホームページより
2017年と言えば、ブリヂストンも新しくブリザックの「VRX2」を発売しました。
私はスタッドレスでは断然ブリザック派です。
北海道の雪道を10年以上走り、他メーカー(ダンロップ社)のタイヤと比較した結果、ブリザックに落ち着きました。
現時点では、VRX2が恐らく他社製品よりも性能面で一歩秀でていると考えます。
現在、私はタイヤ幅185 cm、扁平率65%、ホイールサイズ14インチのタイヤを使用しています。
アルミホイール込みで購入するとなると、最安値でも7万円 (185/65R14の場合)を軽くオーバーします。
平均で7~8万円台(185/65R14)になるでしょうか。
予算の都合上、見送るしかありません。
「VRX2」の先代タイプの「VRX」ならホイール代込み6万円弱(185/65R14の場合)で買えます。
ただし「VRX」は2013年の発売ですから、登場してから5年が経過しています。
一方で「VRX」の性能に引けを取らないと言われたのが、横浜ゴムの「iceGUARD 5 PLUS(アイスガード ファイブ プラス)です。
2015年に登場しました。
「VRX」と同じように発砲ゴムを採用したスタッドレスタイヤです。
ネットでは、以下のような記事がありました。
「スタッドレスタイヤ比較【VRX】ブリヂストンよりヨコハマの方が効く、止まるというデータを発見【アイスガード5プラス】」
「iceGUARD 5 PLUS」は意外と評判が良いのです。
これを性能アップさせた「iceGUARD6 iG60」は、さらに期待が持てます。
以下のようなレビューを価格コムで見付けました。
以下、レビューです。
ブリジストンに並ぶ
VRXから乗り換えです。
VRX2のパターンがどうも効きそうも無い感じがして、かといって同じものは嫌なので、このアイスガードにしました。
ヨコハマとブリジストンを結構取っ替え引っ替え履いて来ましたが、割合的には、ブリジストン:ヨコハマ=2:1くらいです。
ミシュランも2回ほど履いたことがありますが、どちらも氷上性能ではダメだったので、もう絶対買わないと思っています。
今回のアイスガードは限りなくVRXに性能的には近いです。勝ることはあっても、劣ることはありません。
静粛性は幾分いいようで、未圧雪時の雪への引っかかり感も良く、硬く圧雪になったところやアイスのところでも踏ん張りが感じられます。
コーナー中に限界まで溜め込んで一気に滑り出すと言うのではなく、じわじわ少しずつインフォメーションをドライバーに与えながら滑っていく感じは、VRXと同じく安心できます。
VRX2がどれだけ進化してるかわからないけれども、1万近く安く買えるガーデックスの魅力は高いと思います。
「怪物」の名に相応しいタイヤです。
私は北海道の豪雪地帯に住んでおります。
10月に購入してからアイスバーンや大雪の中で毎日使用しています。
プロではありませんので詳しく分析は出来ませんが、CM通りの商品です。
信号手前で(速度40kmぐらい)で赤に変わり、アイスバーンでしたが、強めのブレーキを踏んでも一切滑りませんでした。
正に怪物です。
別の車にVRXを履いてますが、先の方が書いた通り、勝ることはあっても劣ることはないと思います。
滑らないスタッドレスタイヤは絶対にありませんが、滑り難いタイヤを選ぶことも大切なことだと思います。
購入してとても満足しています。
「VRX」に勝るとも劣らないのが「iceGUARD6(アイスガード シックス)iG60」だと言うのです。
主観を交えて性能を比べると、こんな感じになるでしょうか。
YOKOHAMAブランドには全く縁がありませんでしたが、俄然、興味が湧きました。
最安値の価格は、ホイール込みで6万円弱(185/65R14の場合)です。
「VRX」より1000~2000円高いくらいです。
2013年に発売された「VRX」と 2017年に発売された「iceGUARD6」。
性能と価格に大きな違いはなさそうです。
静粛性・騒音について、気になるデータがホームページに載っていました。
単位が「dBA」と「dB」で違うので、単純比較はできませんが、参考にはなります。
先代の「VRX」は静粛性が 58.6 dBAです。
画像:ブリヂストンのホームページより
一方の「iceGUARD6」は 55.3 dBです。
画像:横浜ゴムのホームページより
どうせなら新しく開発されたタイヤを選びたいと考え、今回は「iceGUARD6」を買うことにしました。
「ブリザック派」からの転向です。
楽天市場で評判がよく、サービスもしっかりしている「タイヤスクエアミツヤ」を購入先に選びました。
価格的にも満足できるタイヤ・ホイール専門店です。
アルミホイールとタイヤをセットで購入したい場合は、非常にお薦めです。
こうしてスタッドレスタイヤの購入ボタンを押し終え、ふと気付けば、6時間以上が経っていました。
あなたが時計バンドとスタッドレスタイヤを選ぶとき、参考になれば幸いです。
【追記】2018年9月30日
タイヤスクエアミツヤから配達日を指定していたスタッドレスタイヤ「iceGUARD6」が届きました。
タイヤはホイールが傷つかないよう1本ずつ丁寧に梱包されていました。
大満足です。
VRX2 ≧ iceGUARD6 ≧ VRX ≧ iceGUARD5