布団に残るチリダニのフンや死骸
サイト「快眠タイムズ」によると、寝具の中のダニの約93.4パーセントが「チリダニ」とのこと。
チリダニとは何か。「独立行政法人環境再生保全機構」のサイトに分かりやすい説明が載っている。
室内のチリや布団、じゅうたん、ソファの中などに生息している体長0.3mm前後のダニで、人を刺したりしないが、そのふんや死がいがぜんそくやアレルギー性鼻炎の主な原因となっている。チリダニの最も繁殖しやすい条件は、室温25℃前後、相対湿度75%前後である。
乾燥や加熱、0℃以下の低温、えさとなるカビやフケの除去は、チリダニの繁殖を抑制あるいは殺ダニする効果がある。
引用:独立行政法人環境再生保全機構のサイト「チリダニ」より
人を刺すようなことはないものの、糞や死骸が喘息やアレルギーを引き起こす原因となるようだ。
「快眠タイムズ」でも、吸血したり人を咬んだりすることはないものの、アレルゲン(=アレルギー症状を引き起こす原因)になると指摘している。
一般的なダニのイメージと異なりチリダニは人を吸血したり、咬むことはありません。しかし、チリダニが大量発生したベッドで寝ると、体にワラワラと上ってくるような不快な痒さを感じることがあります。また何よりも、チリダニの死骸、糞、抜け殻などは人に対してアレルゲンとなるので、チリダニが大発生したままの寝具の掃除をせずに使い続けるとアレルギー症状を起こすおそれがあります。
引用:快眠タイムズのサイト「チリダニが起こす症状とは?」より
布団の中には、チリダニの糞や死骸といった残滓(ざんし=残りカス)があるので、喘息やアレルギー症状を引き起こさないためにも、頻繁な掃除が求められるということになる。
個人的には「快眠タイムズ」にある、チリダニが「体にワラワラと上ってくるような不快な痒さ」は、何としても勘弁願いたいところだ。
布団用掃除機ノズル(パナソニック製)
布団を通常の掃除機ノズルで掃除するのも、悪くはないだろうが、掃除の効率や効果を考えるなら、布団用に開発された専用の掃除機ノズルを使うのが望ましいだろう。
所有する掃除機が、静音機能に優れたパナソニック製の掃除機「MC-PA22G」(2013年製造)だったこともあり、ノズルのアタッチメントは同社製の商品を採用。
Amazonで「パナソニック 掃除機別売部品ノズル ふとん清潔ノズル MC-FU1」を購入した。
実は購入したのは、2013年6月と9年ほど前になるが、現時点(2022年8月)でも問題なく使い続けている。
私自身は床に直接布団を敷いて寝るので、朝起きたときなどに布団の上を布団用掃除機ノズルで掃除するようにしている。
LEDライトが赤く光ってダニの糞や死骸の有無まで知らせてくれるので、LEDライトが消えるまで掃除機ノズルを前後に動かしている。
LEDライトが消えると、視覚的にも「掃除を終えた」という達成感が残る。一応、ダニの糞や死骸を残らず始末したことになるので、精神衛生上もよろしい。
ベストは布団乾燥機との組み合わせ
「ミツモアMedia」の記事「ダニは掃除機で吸うだけじゃNG?布団のダニを駆除するためには」によると、生きたダニを掃除機で “ 退治 ” するのは難しいようだ。
掃除機で吸引できるのは、布団の表面に付いたダニの死骸やフンだけです。生きているダニはカギ爪と吸盤で繊維に張り付いているので、掃除機では吸い込めず退治できません。(略)ただし掃除機をかけることで、ダニの死骸やフンを人間が吸い込まないようにする効果はあります。そのため無駄だと思わず、掃除機をこまめにかけるようにしましょう。
引用:ミツモアMedia「ダニは掃除機で吸うだけじゃNG?布団のダニを駆除するためには」より
布団用掃除機ブラシは、その点、考えられていて「ローラー」が繊維に絡んだダニをたたき出す機能を持つ。
ダニを全く取り除けないわけではない、と思う。
それでもベストは、布団乾燥機と併用して布団用掃除機ブラシを使うことだろう。
布団乾燥機の熱でダニを死滅させれば、そのあとに掃除機で死骸や糞などを易々と取り除くことができる(はず)。
まとめ
布団用掃除機ノズルで、生きたダニ(多くはチリダニ)を完全に退治することはできないものの、アレルゲンとなる死骸や糞をきれいに取り除くことはできる。
大量発生したチリダニが、ワラワラと体をよじ登ってくるような痒さからも解放される。
布団乾燥機と布団用掃除機ノズルを併用すれば、高確率でダニを退治することができるだろう。
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