洗濯機用給水ホースが外れたら大惨事
いつものように給水ホースを蛇口につないで洗濯をしていたところ、「ブッシャー!」と盛大に水が噴き出る音がした。
給水ホースが水圧に負けて、蛇口から外れてしまっていた。そして、ほぼMAXに開いていた蛇口から、大量の水が「ブッシャー!」と高圧洗浄水のように “ 逆さ噴水 ” となってほとばしっていた。
急いで蛇口を閉めたが、床は水浸し。
雑巾をバケツの上で絞っては、水溜まりをぬぐうという作業を繰り返した。
洗濯機を回したまま外出することもあったので「在宅中でよかった」と胸をなでおろした。
もしも外出中に給水ホースが外れていたら、大惨事。
恐らく洪水となって、階下にまで浸水被害をもたらしていたことだろう。
例えば、日本共済株式会社が注意喚起する以下の動画のように。
ストッパー(止水弁)付きのニップルに交換
もともと付いていた蛇口のパイプ部分を外し、新たにストッパー付きのニップルを取り付けることにした。
ニップルとは「継ぎ手の部品」のこと。洗濯機用ニップルとは、給水ホースを蛇口(水栓)につなぐ部品のこと。
万が一、給水ホースが外れても、自動的に水が止まるという優れモノだ。形状はおしゃぶりに似ている。
画像:Amazon「スーザー2パック BPA フリー 丸型ニップル」
パイプ部分の取外しと、ニップルの取付けには、モンキーレンチを使用。取付けの際は、緩まないように固く締めておく。
取付け完了。
試しに蛇口をひねってみるも、水は出ない。ストッパーが機能して水の噴出を防いでくれる。
つぎに給水ホースをはめてみた。
少しコツが要るが、給水ホースのジョイント部分を押し下げてからニップルの先端にはめる。カチッと音がしたら、もう外れない。
意外と多い洗濯機の水漏れトラブル
調べてみると、洗濯機による水漏れトラブルが少なくないようだ。
賃貸住宅で発生する事故のうちダントツで多いのが「水漏れ事故」です(2017年当社実績)。
水漏れ事故は入居者だけでなく、階下のお部屋や家財にも損害を与えてしまうことから損害額も大きくなります。
参考:エイ・ワンダイレクト賃貸保険「賃貸の水漏れ事故。その原因と火災保険の補償範囲とは?」より
これまで洗濯機を回したまま外出していたことを反省した。たまたま運良く給水ホースが外れなかっただけで、タイミングが悪ければ、給水ホースが外れて水漏れトラブルが発生していたかもしれない。
ということで、洗濯機を動かしていないときは、蛇口を閉める。洗濯中の外出はしない。この2点を徹底したい。
もしも、洗濯機用の蛇口がストッパーの付いていない形状なら、私が経験したように給水ホースが突発的に外れて漏水する恐れがある。
予期せぬ水漏れトラブルを防ぐうえでも、ストッパー付きの洗濯機用水栓(ニップル)に取り換えることをお勧めしたい。
安心して洗濯機を回すことができるはずだ。
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